不動産会社にコンタクトする時の注意点
1)あり得ないスペックの要求
いくらいい物件が欲しいからと言って「築浅のRCで利回り15%以上の物件を探しています」と口走ってはいけません。すぐ素人の買えない人のいうスタンプが押されてしまいます。不動産会社からは「はいはい、でてきたら紹介します」と言ってくれるかもしれません。しかし、物件が紹介されることは永遠にないでしょう。
不動産会社に欲しい物件のスペックを伝えるのは、健美家や楽待などのサイトで出ている利回りとRCや鉄骨といった構造、築年数をチェックしてからです。存在しないスペックで物件を探すのはやめましょう。仮にそういう物件がでたとしたら、即座に不動産会社の内々で買われてしまいます。表に出ることはないと思ってください。
2)ファイナンスアレンジ
もうひとつの残念な行動で、「ファイナンスアレンジ(融資付け)をお願いします。」というのがあります。不動産会社としたら「あ、物件持っていない人なんだ。買えない可能性高いかも。」となります。不動産会社の働きによって銀行融資が通ることは普通あり得ません。ここで不動産会社に聞くのは「最近、不動産に融資している銀行の情報はありますか?」です。確かに、昔はス〇ガ銀行では不動産会社からの持ち込みで融資付けが行われていたことはあります。今でも個人向けに不動産に融資をしている銀行がありますので、融資付けできる不動産会社はあると思います。ただ、できない不動産会社の方が圧倒的に多いのです。仮にできるとなったとしても、そのためには属性や資産などすべてをオープンにしなければなりません。融資付けができなかったとしたら個人情報だけとられて終わりになるかも。そして、大多数の不動産会社は、買える人に売りたいし、面倒なこともしたくありません。買えない面倒な人にならないためにも「ファイナンスアレンジをお願いします」は封印した方がよいでしょう。