不動産投資

FIREを勝ち取る戦略

1.最初にやるべきこと2つ

 下記のことについて、リストに書き出して把握します。

1)現状分析・収入と支出の把握

 家計の状況を把握して、管理しなければなりません。

 あなたの年収と世帯年収を書き出します。これは収入です。次に、毎月の支出です。それから年単位で払っている費用を出します。例えば自動車にかかる税金や固定資産税などです。 

2)固定費削減

投資に使える資金を確保するために支出の中から固定費を削減します。固定費を見直すのは、支出の大きな部分です。

 ・家賃:1万円以上下がるのであれば引越しも検討する

 ・住宅ローン:残高1千万円以上で金利差0.5%以上であれば、借り換えを検討する

 ・通信費:格安キャリアに乗換え

 ・生命保険料:最低の掛け捨てでいいかも

 ・車:もしなかったらどうなるかという視点で検討する

 ・サブスクリプション:クレジットカードの会費、スポーツジム、趣味的な費用

収入が大きく増えることはないと仮定していますので、支出を減らして投資に回せる資金を確保することになります。

 生命保険は国民健康保険という最強の保険が守ってくれますので、過剰な保障は見直すべきだと考えます。

2.FIREに必要な収入を設定する

 FIREするのに必要な収入を設定します。これから先、どのような人生になれば幸せかを考えましょう。そこは人それぞれです。現在の年収分だけあればいいと考える人もいますし、今の年収の数倍から数十倍と考える人もいます。

 FIRE時点での年収を設定しますが、FIRE後の年収を上げていくことも考えておきましょう。例えば、不動産投資の場合は、金融機関との付き合いは切れません。FIRE時点で、ある程度の事業規模がないと融資が困難になる場合があります。

3.FIREまでの年数や投資金額の目標を立てる

 キャッシュフロー投資法では、収益をベンチマーク化します。1億円の物件の場合に、キャッシュフローはおおむね250万円から300万円になります。

金融機関に認められるためにもある程度の家賃収入を確保しなくてはなりません。そのことを加味して、例えばキャッシュフロー(年収)を1000万円とします。その場合、3億円から4億円の物件が必要となります、毎年、1億円の物件を1棟買うとして4年で4棟4億円です。実際この数字は、不可能ではありません。ハードルは高いですが、本人の属性と持っている資金、行動力次第で達成できるスケジュールだと考えます。